【効率的勉強法 塾なし高校受験】効率的・効果的な暗記のコツ《インプット編②》(No.149)
みなさん、こんにちは。
前回の「効率的・効果的な暗記のコツ《インプット編①》」では、効率的・効果的インプットの基本を以下のとおり説明しました。
『覚えようとしているものをそのままの形で覚えるのではなく、覚えようとしているものに「意味」や「理由」のような、「覚えやすさ」や「思い出しやすさ」を増すための【とっかかり】をくっつけて覚える』
そしてその具体例として、英単語を「英文の形」で覚える、みかんの県別生産量の順位を覚えるときに「順位が高い地域の生産量が多い理由」を含めて覚えるというお話もしました。
今回は、私やうちの子どもが実践した、「【とっかかり】をくっつけて覚える」の具体例をさらにお話ししたいと思います。
◎「【とっかかり】をくっつけて覚える」の具体例
1 説明や定義を活用する
公民で「天皇の国事行為」という言葉が出てきます。
試験に出やすいキーワードです。
先日、衆議院が解散されたときにも「日本国憲法第7条の規定により衆議院を解散する。」という言葉が、国会の様子とともにテレビのニュースで流れていたと思います。
日本国憲法第7条は、まさに「天皇の国事行為」を規定した条文です。
この「天皇の国事行為」というキーワードを覚える場合、やらなければいけないことは、①「天皇の国事行為」を漢字で書けるようにする②「天皇の国事行為」がどういうことなのかを説明できるようにする、の2つです。
これを単語帳の表面(あるいはノートの左側)に「天皇の国事行為」と書き、裏面(あるいはノートの右側)にその説明を書き、それぞれをチェックしながら覚える、という方法があると思います。
<単語帳の表面(あるいはノートの左側)・記載例1-①>
天皇の国事行為
<単語帳の裏面(あるいはノートの右側)・記載例1-②>
天皇に認められた国家的事務に関する形式的・儀礼的行為であり、内閣の助言と承認を要する。
これでも悪くはないと思いますが、覚えたいキーワードを説明(定義)に含めて一体として覚えた方が、より思い出しやすくなると考えています。
<単語帳の表面(あるいはノートの左側)・記載例2-①>
天皇の国事行為について説明しなさい。
<単語帳の裏面(あるいはノートの右側)・記載例2-②>
天皇の国事行為とは、天皇に認められた国家的事務に関する形式的・儀礼的行為であり、内閣の助言と承認を要する。
記載例1-②の形で覚えた場合、覚えているのに「これって何の説明だっけ?」ということが起こる可能性があります。
でも、記載例2-②の形で覚えた場合、キーワードと説明が一体となっているため、そのような可能性はありません。
また、記載例2-②の形の場合、「言葉の重複」を活用して覚えられるため、覚えやすさが増します。
「天皇の国事行為とは、/天皇に認められた国家的事務に関する形式的・儀礼的行為であり、内閣の助言と承認を要する。」
※「言葉の重複」を、内容ごとに色分けして表示しています。
ただ、記載例2-②の形でいきなり覚えるのは難しいという方もいらっしゃると思います。
その場合は、以下のように「言葉の重複」に着目して、穴埋めの形で覚えるのも良いと思います。
<単語帳の表面(あるいはノートの左側)・記載例3-①>
次のカッコの中に入る言葉を答えなさい。
天皇の( A )行為とは、( B )に認められた国家的事務に関する( C )的・( D )的( E )であり、( F )の( G )と( H )を要する。
<単語帳の裏面(あるいはノートの右側)・記載例3-②>
A…国事 B…天皇 C…形式 D…儀礼
E…行為 F…内閣 G…助言 H…承認
重複している言葉の一方を残し、もう一方をカッコにしてしまうことで、無理なく覚えられると思います。
今回は、これで終わります。
説明や定義を活用するという観点から、覚えたいキーワードを説明(定義)に含めて一体として覚えるという方法についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか?
次回は、「【とっかかり】をくっつけて覚える」の別の具体例についてお話しします。
今回も読んでくださり、ありがとうございます。
【ブログ内関連リンク】
効率的・効果的な暗記のコツ《インプット編①》(No.148)
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